〜タキオン誕生秘話〜



第二話:我が王道のRPG

「バポゲー」をひとしきり遊んだ我々は、よせばいいのに次なるステップを模索していました。
そしてゲーム好きな人間の発想としてはありがちな、こんな意見が出ました。
「サイコロを使って敵を倒すというシステム…これをRPGにしたら面白いんじゃないか?」「おおそうじゃ」
「では世界設定やシナリオなんかも作ってしまえ」「そうじゃそうじゃ」
そうして一大プロジェクトが発動しました。マップ、世界設定、ストーリー(なんとマンガ仕立て)はもちろん、
それはもう大変な数の敵キャラ、ボスキャラ、プレイヤーキャラのデータが日夜生産されつづけたのです。
今思えば、あの膨大な時間とエネルギーをもっとましな事に使えなかったのかと忍ばれます(笑)。
こうしてできた紙上RPGは、核爆級の安直さによって「バポゲークエスト」(以下バポクエ)と名付けられました。

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