三吉
本名、神風三吉。さしみとまぐろの父親で、板前にして格闘家。
生っ粋の江戸っ子で恐れを知らず、たまに強い相手を求めて旅に出る。
無限の根性と他の追随を許さない威力を秘める必殺技「カミカゼショット」を武器に戦う。
必殺技以外の能力は平均的であり、一発に賭けるタイプ。

必殺技「カミカゼショット」…ありったけの気合いと魂を込めたパンチ。
使用の際には腕全体から溢れ出す気合いが肉眼で確認できるほど。

 

さしみ(紗詩美)
もともとは運動神経が良いだけの少女だったが、まぐろと共に異世界に飛ばされた折、
オーラ君にブン殴られたショックで魔法使いとして覚醒する。
冷静沈着、勇猛果敢で、ラピュリンよりもよっぽど主人公らしい。最もバランスの取れているキャラ。

必殺技「孤月爆獄飛雷衝」…魔法と格闘技の複合技。
相手を巴投げの要領で(ただし手は離さず)地面に叩きつけた後、
そのまま相手の真上を飛び越して反対側に着地し、位置関係を交換。
その後さらに空高くジャンプし、爆炎魔法もろとも再度相手を地面に叩き付けるという無茶苦茶な技。

 

まぐろ(真紅狼)
つねにじっとしていられない熱血漢。
性格も能力も三吉によく似ており、三吉直伝の格闘技を自分流にアレンジして戦う。
必殺技の威力が突出している点は同じであるが、三吉よりもやや平均的な能力を持つ。

必殺技「脳天くだきッパー」…天高くジャンプし、下降中にアッパーを出すという不合理極まりない技。でも強い。

 

ラピュリン
「バポクエ太郎」の主人公。木こりとして、妹のスーザンとスムラチャ島で平和に暮らしていたが、
ある日突然現れたオーラ君にスーザンがさらわれ、彼女を助け出すために旅に出る。
走るのが異様に遅く、歩くのは異様に速い。
呪いの斧を武器に戦うが、特筆すべきはその堅さ。ちょっとやそっとの攻撃は受け付けない。
性格は、悲しくなるほど押しが弱い。ほとんどさしみに引っ張り回されっぱなし。

必殺技「ローリングプルトニングクラッシュ」…斧を水平に構えてグルグル回転しながら敵に突っ込む技。
必殺技としては平均的な威力を持つ。

 

ハカテ
35才、一児の父。息子「太郎」をオーラ君にさらわれ、それを追って旅に出る。
スムラチャ島で行き倒れていたところをさしみとラピュリンに助けられ、以後は行動を共にする。
真面目で誠実、ゴザル言葉を使う朴念仁。どこかで僧の修行でも積んだのか、「しゅい」(アクセントは「い」)と
呼ばれる妙なパンチ技と、その回復バージョンである「回復しゅい」で戦う。人並み外れた体力もウリ。

必殺技「岩石しゅい」…「しゅい」の上級技。精神集中により、拳を岩のように堅くして「しゅい」。

 

スーザン
ラピュリンの妹。家事全般をこなし、外での仕事が多いラピュリンをサポートするしっかり者。
「バポクエ太郎」ではあっさりと誘拐されるだけだったが、実は古武術の腕も相当なものである事が発覚。
がんばりやさんゆえの高い体力と、装甲を貫通してダメージを与える「通し」が武器。

必殺技「掌底突き」…実際には「上段蹴り→掌底突き」の連続技。
派手さはないが、基本に忠実なので確実なダメージを与える。

 

 

神主さん
スムラチャ島唯一の神社を切り盛りする人物で、常にサングラスを着用している。
医学の心得があり、医者のいないスムラチャ島での病人・怪我人は、全て彼のもとに運ばれてくる。
医学知識と怪しげな呪術を使って攻撃・回復の両面を使いこなす。

必殺技「さいせんボンバー」…賽銭としていただいたお金、「バポクエ太郎」の舞台となっている世界の通貨「ホナペン」を、某岡っ引きのごとく目標に向かって投擲する。戦闘終了後に回収しているかどうかは謎。

 

太郎
「バポクエ太郎」でオーラ君にさらわれた、ハカテの息子。結局本人は一度もゲーム中に登場していない。
ゲーム中の設定では10才の少年なのだが、「タキオン」に登場するのはもう少し成長した姿である。
格闘家の多いバポゲーシリーズでは珍しく、正統派の剣士であり、
何でもかんでも真っ二つにするほどの腕を持っている。

必殺技「ファイナル半分こ」…相手を真っ二つにして残り体力を半減させるという奇想天外な技。
半分にするのはいいが、通常技の威力の低さが災いしてなかなか相手の体力を0にできないのがネック。

 

コースケ君
大陸にある「ザル山」のおさる達を統括するボスザル。
プライドが高く、自分より強いと認めたものにしか力を貸さない。
お約束どおりのバナナ好きで、バナナを食って体力の回復を行う。
猿ならではのはしっこさを活かした連続攻撃も得意。

必殺技「山のようなバナナ」…その名の通り、山のようなバナナを相手の頭上に降らせて押し潰す。
食うわけではないので、回復技ではない。

 

へべぽんちゃん
港でラピュリン達を待ち受ける、最初のボス。
「オレはへべぽんちゃん! 死ぬよろし!」などとのたまいつつ、いきなり戦いを挑んでくる。
亜人モンスターのようだが、全体に丸っこくて愛敬がある。最初のボスだけあって、その戦闘スタイルは単純。

必殺技「死ぬよろし」…何やらすごい事をして(爆)相手を殺す技。
サイコロの出目によっては相手を即死させる事もあるバクチ的要素を持つ。
が、大抵は失敗してちょっとしたダメージを与えるだけである。

 

親分
「ゴールドゴーシュ」という町を苦しめている海賊の親分。山に潜んでいるのになぜだか海賊である。
大勢の子分を従えているが、彼自身もまたかなりの猛者である。
攻撃力二倍だの二回攻撃だの遠回しな事は一切せず、高い基本能力だけで真っ向勝負を挑んでくる。

必殺技「海賊タコス」…両手に持った青龍刀と強烈な蹴りで相手をボコボコにする乱舞技。
メキシコ料理のタコスとは関係が無い。

 

ソヲサプリースト
「バポクエ太郎」からは唯一のザコキャラ出身。
邪神を信仰しているらしく、闇の回復魔法を使いこなし、それこそ攻撃そっちのけで回復しまくる。
彼との対戦ではとてつもない長期戦を強いられる事が多く、いつのまにか自分が消耗してしまう事もある。
厄介な相手である。

必殺技「自前百烈針」…プリーストとか言ってる割に必殺技は漢方医療。自身の体力を全快させる技。
止めを刺す寸前にこれをやられた日にゃあ、精神ダメージの方が大きい事うけあいである。

 

ドラゴンスコーピオン
「バポクエ太郎」でオーラ君の次に強いボス。
黒い甲殻に身を包んだ巨大蠍で、一番モンスターらしいモンスターかもしれない。
攻撃力・防御力は平均的だが、尻尾の針には致死性の猛毒を持つ。
うかうかしてるといつ刺されるかわからないので、短期決戦が望まれる。

必殺技「クリティカルゲスロック」…尻尾の針で相手を一刺しし、致死毒を流し込む技。
死に至らなかった時はノーダメージだが、その分致死率は高い。

 

さより(小夜鈴)
「バポクエ次郎」の主人公で、さしみの子孫。ハンターとして日々モンスターを狩って生計を立てている。
性格は向こう見ずで狂暴で好戦的。仲間のボケやNGには容赦無く体でつっこみを入れる、つっこみの鬼でもある。
また、茶道や華道といった日本文化に長けている一面もある。
その武器は、使用者の精神力をオーラに変換して刀身から吹き出す光子剣「カミカゼ」と、
剣をフォローする蹴り技の数々。その素早さと、三吉には及ばないものの群を抜いて強力な必殺技が魅力。

必殺技「大宇宙ショット」…剣のオーラを極限まで高めた後、相手に向かって猛突進。
ブレーキ代わりの蹴りを一発くれた後、渾身の一撃を叩き込む二段技。
相手は「点+矢印」になるくらい遠くまで吹っ飛ぶ。

 

レオハルト
ED(地球防衛軍)の将校。オーラ軍最初の襲撃の際に戦闘機に乗って出撃するも撃ち落とされ、
落下地点(ちょうど)にいたさよりに助けられる。その後もさよりと共にアクトレアやオーラ軍と戦う。
性格は飄々としており、緊張や恐怖とは無縁の図太い男。
作戦立案能力・指揮能力は高いのだが、個人で戦っている時はわりと短絡的な行動をとる。
重火器の扱いに長けており、愛用の兵器には様々なカスタマイズが施されている。
そのしぶとさと、通常技が強いことが特徴。

必殺技「IDナンバー3425のL」…レオハルト愛用の複合火器(名称未定)は、
認められた者だけが知るパスワードを入力することで更に強力な機能を発揮する。
特に「3425のL」はレオハルトにしか与えられていないシークレットコード。
入力後火器は全能力を解放し、爆炎蜂の巣地獄にて瞬時に目標を殲滅する。

 

クレオール
EDの秘密諜報員、つまりはスパイや忍者のようなもの。レオハルトとは幼なじみで、長い付き合いの親友である。
性格はスパイらしく真面目で冷静で、とっさの機転も利く。
職業がら学術的知識やコンピュータの扱いにも通じている。超人的な素早さで相手を翻弄し、
様々な投擲兵器をメインに疾風迅雷の連続攻撃を仕掛ける。ちょっと打たれ弱いのが玉に傷。

必殺技「サイレントファルコン」…素早く動いて相手の目の前から姿をくらまし、
相手の死角から防御の弱い所に的確に攻撃を加える。どんな装甲もこの技の前には無力。

 

イエリア
アクトレアの襲撃により廃虚と化していたとある研究所の睡眠装置の中で、独り眠りつづけていた少女。
目覚めて初めて見た人間がさよりだったため、すりこみによって彼女を母親と思い込み、
「おかーさん」と呼ぶようになってしまった。遺伝子に人為的措置を施されたエスパー少女である。
見かけは17才だが性格は幼く、何にでも興味を示す。戦闘では主に「怪光線」と「念動力」の二つの能力を使う。
怪光線は攻撃力が高い上に装甲を貫通するタイプもあり、かなり攻撃的なキャラといえる。
が、体力・防御力が低い。

必殺技「サンダストΩ」…空間干渉能力によって太陽の一部(バケツ3杯分くらい)をもぎ取ってきて
目標の頭上に転移させ、サイコキネシスによって落下させる技。
大爆発と超高熱によりイエリア本人も危険に晒されて然るべきなのだが、
そんな事まではルール上再現されていないのでお構いなしである。

 

ナパーム
EDの総司令官。一番偉いのだが階級はなぜか大佐。
涼しい顔して無理難題を次々と押し付けてくるが、どれもこれも結局は成功に終わっている。
これも彼の人選能力と戦略性の高さによるものなのかもしれない。
実際、レオハルトやクレオールを始め有能な部下達は彼に絶大な信頼を置いている。
その高い士気に裏打ちされた統率力のもと、ED部隊を率いて戦いに臨む。

必殺技「撃ち方用意!」「撃ち方狙え!」「撃ち方始め!」…ED全軍による集中砲火を浴びせる豪快な技。
3回目にしてやっと効果を発揮する気長な技だが、それだけに威力は絶大。
出さえすれば勝利は決まったようなものである。

 

しけ吉(ロボ)
さよりの祖父しけ吉が自分そっくりに作ったロボット。
その精巧さといったら、古い知り合いのナパームやさよりまでが全然気付かなかったほどである。
独自の格闘技で戦い、のらりくらりとした動きで相手のペースを乱す。また若干の自己修復機能がある。
ストーリー初期のさよりを軽くあしらうほど強く、
その後成長したさよりとの手合わせでぶっ壊された時に初めて正体が発覚する。
本物のしけ吉は文科系の人間で、別の場所にある私設研究所でずっと研究にいそしんでいた。

必殺技「メルト落とし」…相手の体中に間接技をかけて自由を奪い、
そこから更に投げに持っていくという達人級の技。難解ではあるが、しけ吉の動きには、
人間に不可能なものは何一つ含まれていない。これもしけ吉(本物)のこだわりの表れである。

 

ピコー君
EDで造られたロボット。しけ吉とは対照的に、こちらは見るからにロボット。
少しR○ー○2に似ており、カタカナ言葉で話す。
分析や計算が主な仕事だが、「神よ」の台詞と共に祈るというのが彼のやり方である。
「神の声」が届かないと結果が出ないので、急いでいる時には非常にイライラさせられる。
その戦闘能力も「神の声」次第なので、効果はまちまち。

必殺技「チャネルデスクロー」…なにやらありがたい言葉が届いたようで、戦闘ロボット顔負けの攻撃を行う。
が、失敗すると神の怒りを買って自分がダメージを受ける。

 

すみっこブラザーズ
「バポクエ次郎」のシナリオマンガ中にて、時折コマの隅っこに出てきてどうでもいいことをつぶやく二人組。
結構高い能力を持つが、二人そろっていないとアイデンティティを保てない存在なので、
片方が戦闘不能になると急にパワーダウンする。
が、とことんまで追いつめられると、必殺技は逆に強い力を発揮する。

必殺技「ポコポコ大騒動」…とにかくポコポコポコポコ殴るうっとおしい技。
体力が低い時は泣きながら殴るので威力が高い。
特に極限まで追いつめられた時の威力はあらゆる必殺技を凌駕する。

 

デスブロードMk.U
無限会社「アクトレア」の社長ミトヨシが搭乗する重装甲車。
全幅が全長の2倍近くあるという、特殊なフォルムを持つ。手下が乗る量産型を更に改良したもので、
弱点であった酸に対する完全な耐性も備えている(シャワー付きにつき、コックピット内も例外ではない)。
とにかく堅い装甲が特徴で、生半可どころか結構強力な攻撃さえ無効化する。
必殺技クラスの攻撃でないとダメージを与えられないキャラも…。

必殺技「大往生ズドバーン」…全身を覆っている装甲表面に仕掛けた形成炸薬を一斉に爆発させるド派手な技。
一見自爆したように見えるが、ベクトル合成によりデスブロード本体への衝撃はほとんど無い。

 

スラムイ星人
「バポクエ次郎」のザコ的存在。無口。専らオーラ軍の雑兵として使われている。
ぐにゃぐにゃした体が特徴で、柔らかいが打たれ強い。相手にまとわりつくことでイヤな気分にさせることが出来る。
また以外に、ザコにしてはあっぱれな底力を秘めている。

必殺技「ホーミングまとわる」…相手の体や顔ににまとわりついて呼吸困難にする技。
地味だが、実は必殺技の中では威力が高い方である。

 

クリアドラゴン
「オーラ軍四天王」の一人。
至高の高エネルギー物質、生体金属「オメデタイト」で全身の細胞を構成された竜である。
「オーラ軍地球支部」の責任者であり、四天王の中では真っ先にさより達と戦う事になる。
正々堂々と戦いを挑み、負ければ潔く相手を認める武人。目からビーム、口からエネルギー波、
翼で竜巻を起こし、尻尾でばちこ〜んの全身凶器。そのステータスは大きく「攻撃」に傾いている。

必殺技「ティーンスパーク」…大電流が渦巻く大竜巻を作り出す、かなり強力な技。
巻き込まれると風圧で自由を奪われ、電流にバチバチやられる。
原作ではさよりがこの技を踏み台にして天高くジャンプし、真上から反撃した。
が、そうそう上手くいくものでのないのです。

 

ゲルブレイン
四天王の一人。大艦隊を率いて地球にやってくる。
円柱形のガラス管の中で、謎の液体に浮かんでる巨大脳髄(牛くらいの大きさ)。
誰かの脳を摘出したわけではなく、最初からそういう生物である。物質再生能力、温度操作、
念動力などの強力な超能力の数々を操り、指一本(無いけど)動かさずにサクサク殺る。
あらゆる攻撃が装甲を貫通するという、脅威の能力を持っており、デスブロードなんかはもう相性最悪である。
脳髄なのでやわらかなのが唯一最大の弱点。

必殺技「光裂斬」…一帯の温度を超低温にまで下げた後、物質化能力により光の結晶を
自分の周りに無数に作り出し、全方位に飛ばす技。冷た痛い。これも防御力を無効化する。

 

プラズマソニック
四天王の一人。小型の超々高速無人戦闘機。
普段はオーラ軍の拠点惑星の周りをグルグル回っている。
とにかくめちゃくちゃな高速で飛びまわるので、なかなか攻撃を当てられない。
「タキオン」において、相手の攻撃に対して「回避」を試みることが出来る唯一のキャラである。
ただし装甲が紙なので注意。

必殺技「プラズマバースト」…一旦距離を離した後、相手に向かって超高速で接近。
すれ違いざまに機体下部に付いたアームから鉄球を投げつける技。
なんだかセコい技だが、接近中のスピードは弾丸の何倍にもなるため、ただの鉄球といえど艦載砲よりも強力。